その他の害虫駆除

ハエ類

ハエ類

ハエ類は、糞、生ゴミ、汚水などで発生します。O−157などの、細菌、感染症を伝播したり、人々に嫌悪感や不潔感を与え、 食品などを扱う所で飛んでいると、大変不衛生で危険です。 駆除方法は薬剤噴霧方式が主となっています。

アリ類

シロアリ・クロアリ

シロアリは、私たちの大事な住まいを食い荒らす、困った輩です。 シロアリの駆除もやはり出始めにするのが効果的で、家屋深く食い荒らされてからでは、手遅れになりかねません。 5月に羽蟻が出たらヤマトシロアリです。6月7月に出る羽蟻はイエシロアリです。 羽蟻が出たら要ご注意です。
クロアリは働き者のイメージが日本人にはあり、そんなに嫌がられる存在ではありませんが、それは外でのこと。 屋内に入ってこられると、話は別で、好ましく思う人はおりません。 それが飲食店で、菓子工場、セントラルキッチンで起きれば、混入事故にも繋がりかねない重要事になります。

ハチ類

スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチなど

スズメバチは大変危険で、興奮すると集団で人を攻撃します。 毒性が強く、刺されるとアナフィラキシーショック(過剰なアレルギー反応によるショック状態)により死亡する事があります。 日本全国で毎年30〜50人がハチに刺され死亡しています。 素人による駆除は大変危険で、死亡事故に至る事もあります。駆除は専門家に任せ、刺された場合はすぐに医師の診察を受けましょう。
また、アシナガバチやミツバチなども、知らないで近づいたり、刺激を与えると集団で攻撃してくる事があり、大変危険です。

ダニ類

イエダニ

イエダニは多様性に富む種で、その中でもワクモ科とオオサシダニ科に分類されるイエダニが動物に寄生し、吸血します。 イエダニはネズミに寄生していることが多く、ネズミによって家屋内に持ち込まれます。 この場合、宿主になっているネズミも同時に駆除する必要があります。畳の部屋での被害は本種のことが多いようです。

ツツガムシ

ツツガムシは野ネズミなどに寄生するダニで、ツツガムシ皮膚炎やツツガムシ病(リケッチア症)の原因となります。 成長時期によって食事が変るのが特徴で、寄生、吸血の危険があるのは幼虫期だけです。 よって、病原体を伝播するのも幼虫だけとなります。植物のある環境に生息し、草地や芝生、耕地などにも発生します。

コナダニ

室内塵で生息したり、保存食につくこともあるダニで、アレルゲンにもなるが、有名なのはよく乾燥させてない畳を まっ白にしてしまう、あのダニです。吸血性もなく、ヒョウヒダニほどアレルゲンにもならないが、 湿気、温度などの条件が整えば2週間で1世代が経過してしまうほど成長が速い。

ヒョウヒダニ

ダニアレルゲンの本家本元で、糞や本体そのものにアレルゲンとなる物質が含まれています。 対策としてはダニの生息に適さない環境、(高温多湿絨毯を避ける)を目指し、掃除機による室内塵の除去をこまめにする、 ということが大切で、個人的な対策だけでなく、周囲の人たちの協力も必要となります。 又、畳、カーペットをあげて、その裏面や床に残効性のある有機燐剤を散布して、生息する絶対量を減らすということも、 併せて大切となります。